こんにちは。
今日は、院内での勉強会で取り上げた「感染性廃棄物の処理」について、皆さまにも少しご紹介したいと思います。
歯科医院では、日々の診療の中で、血液のついたガーゼや注射針など、感染性廃棄物が発生します。これらは、家庭ゴミや通常の事業系ゴミとは異なり、法律に基づいた厳密な方法で処理する必要があります。
⭐︎ 感染性廃棄物はどう捨てる?
感染性廃棄物は、専用のハザードマークが表示された段ボール容器や専用ボックスに分別して保管されます。
市のゴミ収集には出せず、許可を受けた専門の収集運搬業者が回収し、適切な方法で処理されます。
⭐︎トレーサビリティとは?
この廃棄の流れには、「トレーサビリティ」という仕組みがあります。
これは、
• いつ
• 誰が
• どこからどこへ
感染性廃棄物を運び、最終的にどのように処理されたのか
を記録・確認できるようにするための仕組みです。
このように、処理の流れが透明で追跡可能になっていることで、不適切な廃棄や環境汚染を防ぐと同時に、医療機関としての責任を果たすことにもつながっています
⭐︎スタッフの意識も重要です
今回の理事長の説明を通じて、スタッフ一人ひとりがこの流れを理解しておくことの大切さを再認識しました。
表に見える診療だけでなく、見えない部分での安全管理も、私たちの大切な仕事のひとつです。
患者さんに安心してご来院いただけるよう、これからも院内の衛生管理に努めてまいります。