今年2回目の医療安全研修のテーマは感染予防対策です。オートクレーブという滅菌する機械について勉強しました。
オートクレーブは、ヨーロッパ基準で区分されています。N.S.Bという区分で、当院で使用しているものはクラスBです。クラスBということは知っていましたが、今回の研修で初めて「ABC~」の「B」ではないことがわかりました。この「B」は、「Big」の「B」だそうです。小型滅菌器でありながら、大型滅菌器の規格を満たしていることから「Big」。他にも「Naked」の「N」、「Specific」の「S」があり、頭文字からとっているのです。
このクラスBというのは、ヨーロッパ基準で最高クラスの証です。他のクラスのものと違い、蒸気で高温滅菌するだけではありません。真空状態にして袋の中や管の内部の空気を完全に抜き、清浄な空気を入れることができる、つまり、管の内部の空気までも滅菌できるオートクレーブなのです。温度が上がれば滅菌できると思っていましたが、真空状態にしないと滅菌できないんだということがわかりました。
これからも感染予防にしっかり努めていきたいと思います。
(スタッフ:スイセン)