前回、患者さんの歯型模型に気泡が入らないようにする、真空練和機をご紹介しました。今回はその真空練和機に入れる石膏の材料、粉と水を正確に測る機械を紹介します。
粉と水をどのくらいずつ混ぜるのかの比率は、粉の種類によって決められています。石膏は水と反応して固まる時に膨張するので、水の量が適切でないと、大きくなったり小さくなったりするのです。
そこで活躍するのが、このハカリです。作る物の大きさによってそのつど違う粉の量に対し、必要な水の量をぴったりに教えてくれる計算機。
精度の高い模型は、技工士さんが作りやすい模型でもあります。患者さんにぴったりした歯(技工物)を提供するために使っています。
(スタッフ:スイセン)