名古屋の愛知学院大学で、日本全身咬合学会が開催されました。この学会は、日本で咬み合わせと全身との関連性を正面から取り上げ研究してきた、草分け的な学会です。幅広い情報を得られる場であり、私自身研究したテーマの学会発表をする場でもあり、理事を仰せつかってもいる学会なので、出来るだけ出席しています。最近では、かみ合わせと脳機能との関連性についての研究が目に付きます。
このスライドは、講演の中で紹介された中の一枚です。歯が沢山ある方と、歯は少ないけれど義歯をつかっている方、歯が少ないのに義歯を使っていない方の4年間の比較です。このグラフによると、歯がなくても義歯を使っている方の認知症のなりやすさは、歯が沢山ある方と同じ位。でも、歯がないのに義歯を使っていない方は、その1.9倍認知症の認定率が高かった、ということを示しています。
周囲の方で、義歯を入れないままお過ごしの方にあったら、教えてあげて下さいね。
きょうこ