治療の際に予期せぬ病気に感染することは最も避けなければならないことです。 本クリニックでは、院内のさまざまな機器、器具とその取り扱いに細心の注意をはらっています。
特に口に直接ふれるものについては、滅菌処理されたものや使い捨てのものを使用し、感染予防の徹底を図っています。 下記は衛生管理・感染予防の取り組みの一例です。
歯を削る際などに口の中に入れるハンドピースは、唾液や血液など口の中にある細菌がもっとも付着する器具です。
本クリニックでは、このハンドピースを使い回さず、一回でも使用したものは滅菌処理を行い、患者さんには常に滅菌処理済みのものを使用しています。
滅菌:細菌やウィルスなどの全ての菌を死滅・除去すること。
ハンドピースは使い回しの無いよう、徹底した滅菌処理の時間とストックを確保しています。
ハンドピースの内部は細かな隙間が多く、隅々まで滅菌することが難しい器具のひとつです。本クリニックでは、ハンドピースの内部洗浄から滅菌までを約15分で完了する滅菌器を使用しています。
所要時間が短いため、患者さんに常に滅菌されたハンドピースを提供することが可能になっています。
使用する治療器具は個別にパックされたセットを患者さんごとに用意。 器具は洗浄・除菌をされたあと個装パックされ、滅菌器によって滅菌したものを使用しています。
また、滅菌できない器具はディスポーサブルのものを活用し、使い回すことはありません。
小型滅菌器のヨーロッパ基準(EN13060)のクラスB規格をクリアした高圧蒸気滅菌器を使用しています。 個装パック中の空気まで出し入れして滅菌を行っています。
本クリニックでは、治療器具以外に直接口に触れる水と空気に関しても、クリーンなものを使用しています。
歯を削る時や乾燥させる時などに、口腔内に吹きかけられるエア(圧縮空気)は除菌処理したものを供給しています。
口の中の洗浄に使用する水は、洗浄・除菌、殺菌の機能をもった電解水を使用しています。
本クリニックの水は大型浄水器を通した水です。
歯を削る際に口に注がれる水・うがいの水としても使用しています。
診療台(ユニット)付近の治療中に触れる箇所には、ブルーテープによる感染予防を行っています。 お一人の治療が終わるごとに張り替えを行い、次の方の治療に細菌が残留しないよう徹底しています。